秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


え、う…。

だってだってだっ…。


『ほんじゃー照明落とすぞー』


「えええ!? …てかケインはいずこに? この声はどこから? …ハッ! 天からのお導き…!?」


『あんたの女房…パニくるとより一層面白いわね』


『その呼び方はなんとかならねぇのか』



―ガタン



「あ…」


あたふたしているうちに、そんな音と共に客席側の照明がすべて消えた。

そして…。


―パッ


代わりに、舞台のライトが薄く光り出した。

うん…。なんとも不気味だ。


『じゃー行けッ!』


行けて。どこに。

そのテンションおかしいぜケインっ。


グッ…と宙に向かって親指をたて、いそいそとケースから楽器を出した。


『まったく準備してなかったんかい』


だってほら、それどこじゃなかったじゃない?

かっくんの…!❤

超すてきなアップのポスター…!❤

あたし…!

自分なりに全力でやるからね…!?

そしたらあれ、ちょうだいね…!!


『あんたの女房……なんか燃えてるわよ』


『ありゃヘンなこと企んでる顔だな。……だからその呼び方なんとかならねぇのか』