秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


「きゃっきゃじゃあるかコラ」


「にゃんっ」


むぎゅっと頭を抱え込まれて、思わず声が出た。

だってドキッとしたんだもんぶっ倒れるかと思って。


「…帰ったら、今日はもう終わりな」


「……うん」


真上から見下ろしながら言われて真上を見上げて答えると、くいっと顎を掴んでキスをされた。


「ん……」


ぎゅっと思わずかっくんの服を握りしめると。


「…っん」


ああもう…。

このあと、バイオリンに集中できなくなっちゃうじゃん…。


「んん…」


息を漏らしながらぼんやりそんなことを考えるほどに、熱っぽいものに変わった。



「はあ……」


しばらくして離れて、大きく息をついた。

まだ胸がきゅんきゅんしてる…。


「もう帰りたい…❤」


「まだ行ってもねぇ」


あーんだってかっくんがあんなちゅうするからいけないんだよ。

離れたくなくなっちゃう。


名残惜しげに指をくわえるも、そろそろ目的地。

仕方なーく。

…仕方なーーーーく、かっくんの膝から降りた。