秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


めちゃめちゃ挙動不審に否定しながら、しゅっちゃんは蓮くんに隠れて出て行った。


「かっくん取れなーい」


「結べないほどけないだったら着るなよそんなもん」


「えーだって」


背中でひも結んであるやつなんだけどね?

これ着る時もね? かっくんに結んでもらったの。

だって手が届かないんだもん。


ぱら…とひもをほどいてもらって、またまたぽーいっと放り投げた。


「なんかエロかったのに、投げた瞬間すべて台無し」


「つかなんでお前はいるんだよ」


「いいじゃない別に…あら、真緒背中綺麗ね」


「せなかぁ?」


そんなん……見えねーわよ。


「そりゃそうだわ」


いや、だからそんなのはどうでもよくて。


ふるふるっと首を振って、ワンピースをかぶった。

暑いからね。半袖の水色のワンピース。

なんかとっても涼しげ。


「今何時ー?」


「三時四十分」


「あー…。もう無理だね」


「あっさりしてるわね」


だってどんなに飛ばしても二十分かかるんだもの。

仕方ない…。ケインには上手く言い訳を…。


「素直に謝っとけ」


「そうですね…」