めちゃめちゃ挙動不審に否定しながら、しゅっちゃんは蓮くんに隠れて出て行った。
「かっくん取れなーい」
「結べないほどけないだったら着るなよそんなもん」
「えーだって」
背中でひも結んであるやつなんだけどね?
これ着る時もね? かっくんに結んでもらったの。
だって手が届かないんだもん。
ぱら…とひもをほどいてもらって、またまたぽーいっと放り投げた。
「なんかエロかったのに、投げた瞬間すべて台無し」
「つかなんでお前はいるんだよ」
「いいじゃない別に…あら、真緒背中綺麗ね」
「せなかぁ?」
そんなん……見えねーわよ。
「そりゃそうだわ」
いや、だからそんなのはどうでもよくて。
ふるふるっと首を振って、ワンピースをかぶった。
暑いからね。半袖の水色のワンピース。
なんかとっても涼しげ。
「今何時ー?」
「三時四十分」
「あー…。もう無理だね」
「あっさりしてるわね」
だってどんなに飛ばしても二十分かかるんだもの。
仕方ない…。ケインには上手く言い訳を…。
「素直に謝っとけ」
「そうですね…」

