秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


――真裕サイド――


「かっくんそういえばまお着替えてなかったよ」

「は…!? この時間になってそれかよおい…」

「ねーどれにしよう」

「知るかんなこと。早くしろ」

「あ、これかわいくない? ねえねえかわいい?」

「あーはいはい。可愛いからそれにしろ」

「適当じゃない?」

「……別に?」


それならいいけどぶっちゃけそれどこじゃない。

ケインのレッスンは四時から。

ここからあのレッスン場までは車で二十分。

そして今…!

今の時間はなんと…!

三時半過ぎ…! 分かる!? ギリなの…!


着替えて車のとこまで行ってってしてたら、着くのは完全に四時過ぎるな。

困った。遅刻か…。


「困ってないで急いだら?」


「うん…。そうするよ」


りんりんの言う通りだね。

それが一番だね。


…というわけで、引っ張り出した洋服をベッドに並べ、ぽぽぽぽーいっと今着ている服を脱ぎ捨てた。


「ちょっ、真緒たん一応言うと、俺も男やで!? 楓だけが男なんとちゃうっ」


「だからなに…!?」


「いや、だからちょっとは気にしたらっていうことじゃないかな?」


なにを…!? 蓮くんなんのこと…!?


「ならてめぇらが出てけコラ。見んじゃねぇよ」


「おおお俺が悪いんとちゃう…っ。そ、そんな睨まれたかて知らん…っ!」