――真裕サイド――
「かっくんそういえばまお着替えてなかったよ」
「は…!? この時間になってそれかよおい…」
「ねーどれにしよう」
「知るかんなこと。早くしろ」
「あ、これかわいくない? ねえねえかわいい?」
「あーはいはい。可愛いからそれにしろ」
「適当じゃない?」
「……別に?」
それならいいけどぶっちゃけそれどこじゃない。
ケインのレッスンは四時から。
ここからあのレッスン場までは車で二十分。
そして今…!
今の時間はなんと…!
三時半過ぎ…! 分かる!? ギリなの…!
着替えて車のとこまで行ってってしてたら、着くのは完全に四時過ぎるな。
困った。遅刻か…。
「困ってないで急いだら?」
「うん…。そうするよ」
りんりんの言う通りだね。
それが一番だね。
…というわけで、引っ張り出した洋服をベッドに並べ、ぽぽぽぽーいっと今着ている服を脱ぎ捨てた。
「ちょっ、真緒たん一応言うと、俺も男やで!? 楓だけが男なんとちゃうっ」
「だからなに…!?」
「いや、だからちょっとは気にしたらっていうことじゃないかな?」
なにを…!? 蓮くんなんのこと…!?
「ならてめぇらが出てけコラ。見んじゃねぇよ」
「おおお俺が悪いんとちゃう…っ。そ、そんな睨まれたかて知らん…っ!」

