「力いっぱいバカゆうたな」
うん、全身の力を込めたっ。
…っていやそうじゃなくて。
「ぶっちゃけ邪魔なんですけど」
『ぶっちゃけすぎ!?』
だってせっかくの…!
「かっくんとラブラブ…! あ…! せっかくの練習時間が…! ね…!」
『今絶対ラブラブって言ったわ』
『カエデの睨みのせいで言い直したのね』
ううんそんなことないっ。
もちろん最初から、練習しなきゃって思ってたわっ!?
やあねリジュにハディったら。
おほほやあねもうおほほ!
「…てなわけで、みなさん出てっておくんなせい」
きゅぴーんと目を光らせ、ごまかし…あいや、練習のために追い出し!
あたしは! 今度こそバイオリンを握った…!
「…………なにやるんでしたっけ」
「はっ倒すぞてめぇ」
にゃにゃにゃー!
ごめんなさいごめんなさいえーとたしか……。
「ブラームス…?」
「どっから出てきたそれは」
あれ。違ったか。
「あ、モーツァルト!」
「……」
…は、かっくんのイメージだっけ。

