秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


でもさ……誰かは知らないけど…。


「恨み買ってるよね、思いっきり」


「ああ…そういえば」


みんなして…てかあたしもだけど、忘れてたけどなんかあたし相当恨まれてなかった? ねえ?

ほら、くだらない嫌がらせとか。

バカバカしい嫌がらせとか。

子どもみたいな嫌がらせとか。


「……そう大したことねェんじゃねェのかい」


「……そう思えてきた…」


「相手にするだけバカかもな」


「うん…」


…いや、そうは思うんだけどさ。

でも……先生のストラディバリにひどいことしたの、同じ人だよね?

落書きとかバカバカしいこと続けてたのと同じ人だよね?

うーむ。やっぱり見逃せない。

いつか絶対シメる! かっくんが!


「俺かよ」


「当たり前さっ」


あたしにそんなことできるわけないでしょ?

そこはほら、旦那の出番。


『ねーっ、マヒロ。リサイタルはいつ? やるんでしょ?』


『えっとねぇ、九月の十……何日か』


ハディ…目が。

いや、目と言わず全身が。

そしてオーラが。

輝いてますねー…。

それはそれはキラキラと輝いてますねー。


『えーっ! 九月なの? 待ち切れなぁい❤』