しばらくみんなわーわーと慌ててたので、ほっといてかっくんとシュンと静かにお話。
さすがにシュンは落ち着いてるね。
あんなのばっかじゃなかったよまおの周り。
一人や二人くらい、まともな人がいてもいいよね!
「まあかっくんやシュンがまともかってーとそうでもないけどねーあはは…は……ごごごごごごめんなさいごめんなさい嘘ですー!」
「一番まともじゃねぇお前に言われたかねぇよコラ」
「にゃう~…」
シメられた…。なんかシメられた…!
「しかし本当だぜ」
「ん? なにが?」
「お前さんが業界に戻るたぁ思わなかったな」
「そう?」
戻るもなにも…別に特に休んでたわけじゃないんだけどな。
ただ、来る仕事を片っ端から蹴りまくってただけで。
「いや、せめて休むの一言くらい言えよ」
言ったところで聞きゃしないよどうせ。
そんなこと言わずに~とかって持ってくるに決まってるんだ。
「ま、それだけ望まれてるってことさ」
「望まれてる?」
「おうよ。世界中から愛され、それだけの才能を持ちながら同業者に恨まれることもない。それこそが、お前さんの本当の“才能”なのかもな」
どう……なんだって?
どうぎょうしゃ? しゃって……車? 会社?
「おい…。こいつバカなんだぞ? んなこと言って分かるかよ」
「…それもそうみてェだな」
「ちょっと」
言うほうも言うほうだけど、納得するほうもするほうだ。

