『マヒロマヒロマヒ…』
『うるせェな黙れよ』
『黙ってられるか!』
『今回ばかりはアッシュに同意っ』
『ねえちょっと、これ本当!?』
うっわ…びっくりしたあ…。
バイオリン投げるかと思った!
心臓口から飛び出すかと思った!
『え!? バイオリンやってる! 本当なんだわっっ』
「どうしたのかな…みんな。ねえ?」
おろおろしながらかっくんに話しかけると、代わりにリジュが答えてくれた。
『どうしたもこうしたもないわ。これよこれ!』
びしばし叩かれているそれは、あたしもついさっきまで握りしめてた新聞だ。
ああ…。叩かれてるの、あたしの写真じゃん…。
なんかあたしが叩かれてるき、ぶ、ん…。
『あたしこれ見て思わずコーヒーふいちゃったわよ!』
『俺なんか朝っぱらからうるさいって、母ちゃんにぶん殴られた』
『もー嘘かと思って日付け確認したわ。エイプリルフールじゃないかって』
いや…今七月だし。
さすがにそれはないでしょハディ。
「その様子じゃどうもマジネタらしいな」
「えーうん。でもねーそれがねー聞いてくれる? これお兄ちゃんが…あ、うちの神崎ね? あれがまた…」
『さらっと肯定ー!?』
え、だってそうだし。
いやそうじゃなくてさ、だからこの失敗談を…。
『えーっえーっ、嘘でしょう!?』
『マジかよやっべー…』
『かっ、感動…!!』

