秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


『マヒロマヒロマヒ…』

『うるせェな黙れよ』

『黙ってられるか!』

『今回ばかりはアッシュに同意っ』

『ねえちょっと、これ本当!?』


うっわ…びっくりしたあ…。

バイオリン投げるかと思った!

心臓口から飛び出すかと思った!


『え!? バイオリンやってる! 本当なんだわっっ』


「どうしたのかな…みんな。ねえ?」


おろおろしながらかっくんに話しかけると、代わりにリジュが答えてくれた。


『どうしたもこうしたもないわ。これよこれ!』


びしばし叩かれているそれは、あたしもついさっきまで握りしめてた新聞だ。

ああ…。叩かれてるの、あたしの写真じゃん…。

なんかあたしが叩かれてるき、ぶ、ん…。


『あたしこれ見て思わずコーヒーふいちゃったわよ!』

『俺なんか朝っぱらからうるさいって、母ちゃんにぶん殴られた』

『もー嘘かと思って日付け確認したわ。エイプリルフールじゃないかって』


いや…今七月だし。

さすがにそれはないでしょハディ。


「その様子じゃどうもマジネタらしいな」


「えーうん。でもねーそれがねー聞いてくれる? これお兄ちゃんが…あ、うちの神崎ね? あれがまた…」


『さらっと肯定ー!?』


え、だってそうだし。

いやそうじゃなくてさ、だからこの失敗談を…。


『えーっえーっ、嘘でしょう!?』


『マジかよやっべー…』


『かっ、感動…!!』