秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*


「つーか邪魔」


「があん!?」


じっ…!

邪魔……!?

ま、まお邪魔…!?

え、嘘でしょ…!?

あのかっくんの口から…! 一途にまおを想い続ける『お前は俺の全てだぜ』的なまお命のかっくん(妄想)の口から…!

そっ、そんな言葉が…!?


「出てけ出てけ」


「ケーチっ。いいじゃなあい見学くらい」


「忘れとんかもしれんけど、俺らも一応音楽家やで」


「じゃあ自分らのやることやれや」


「ふっ…。僕と修平はピアノだぞ? そんなもの持って来れるわけ…あ」


「……俺の見る限りでは、それはどうもだいぶいいもののようだが?」


ん? なんだしゅっちゃん達に言ったのかー。

あーびっくりした。

びっくりしすぎてのけ反ったまま固まってたよ。


「あ、そのピアノねー父様が自慢してたよ“私は最高級のものが大好物なのだ。これはその代表さ、ふっ”って。自分ピアノなんかいっこもしないくせにねーあはは」


強いて言うなら、ピアニストの母様のためだったのかもしれないけど。

でも母様は母様で自分のピアノがあったし。

いらないわよって一蹴にされて、すんげー落ち込んでた。

「やるよ……持ってけ…」って、この別荘に来るとき押し付けられたんだよね。


「おおお恐れ多いわこんな光っとるん触るん!」


「光ってないじゃん」


「例えや例え! そんだけ高価っちゅーこっちゃ」


うーん…あ、分かるかも。

かっくんてすてき過ぎて時々光ってるもんね!