秘密のMelo♪y④*ウィーン編㊦*




「……あのなにか…?」


弾き終わってかっくんの顔を見ると、びっくりするくらいじいっと見つめられていた。

ちょっとたじろぎながら、恐る恐る聞いてみる。


「……」


えー…っと。

お……。


「怒らないって言ったよね…?」


たぶんってどっかから聞こえた気はするけど、怒らないって…。

ダダダダメなのダメなの!?


思いっきり不安になってあせあせし始めたあたし。

そんなあたしに…やがてかっくんは。


「…!」


えっ…。


「やっぱり、そのほうが“らしい”。久々に聞いた気がする…藤峰真裕の音」


ふわっと笑いかけて、頭に手を乗せられた。

なんか……なんかドキッとしちゃった…。


ドキドキ。

ドキドキドキ。


あ、なんか…抱きつきたい。

無性に抱きつきたいんですけど。

抱きついちゃって…いいよね?

うん、よし。よしとしよう!


あそーれっ。


「きゃーっ真緒~~っ❤」


「ぎゃふっ」


うっ…な、なにごと…。