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その日の夜。
メイリー達も帰って、お兄ちゃんがお使いから帰ってきた頃。
「おっ…! 遅くなりましたお嬢様…! こ、これでよろしかったでしょうか…」
「あらぁ早かったねー。荷物だけ今日中に届けばよかったのに…。なにもお兄ちゃんまで今日帰ってこなくても」
「があん!? わ、私邪魔!?」
うん。そうは言ってないけどね。
無理して帰ってこなくてよかったんだよってむしろ気遣ったつもりなんだけど、まあいいか。
「ありがと。今日はもういいよ」
「しくしく…。それでは失礼しくしくいたしましくしく…」
「うっとうしいなおい」
「す、すみません」
よし。ほんじゃ行きたまえ。
…んで! っと…。
「えーこれがりんりんので、これとこれはしゅっちゃんと蓮くんね?」
「まーっ❤前のに増してふあふあ❤」
「僕ら適当でよかったのに…」
ううんっ。そうはいかないっ。
お客様をおもてなしするのに適当だなんて、そんなのあたしのぽりしいが許さないわっ!?
「そ、そう」
うん…! そうなのよ…!?
あんまりお客様って感じでもないけど一応…!
「今なんか言わなかった真緒」
「言ってないわ…!」
「そ」

