「俺も。なあ凛?」
「…な、何?」
「もう一度、俺とやり直してくれないか?」
「…いいの?」
「俺は凛じゃなきゃ駄目なんだけど」
「私だって同じだよ…」
気持ちは変わらない。
君を好きだって気持ちは変わらない。
好きで、好きで…
大好きで愛おしくて。
私の全ては君だった。
もう離れないよ…。
あんな事、もう言わないよ。
隼が隣に居ないと駄目なの。
隼じゃなきゃ私は駄目なの。
私の口から言おうと思ってた言葉を君は先に言ってくれたね。
やっと繋がったね。
絡まった糸は一本に解く事が出来たね。
遠回りし過ぎてた私達はやっと見つけたんだ。
進むべき道を…。
隼は変わってなかった。
いつもの隼のままだった。
優しさも変わらないままで、ずっと想い続けてくれてた。
こんな私を一番に想ってくれてて…そして私もそんな隼を誰よりも想ってた。