「おっ!凛、おはよ~」
「おはよう…隼って何時に来てるの?」
隼と付き合い始めてから学校にはマンションの下で待ち合わせをして一緒に登校するようになった。
「んー、気分による」
そう言って隼は笑ってるけど本当はいつも私を待たせまいと私より早めに出ている。
気分じゃなくて決まった時間に。
だけど私は隼より早く支度出来なくていつも隼の後になってしまう。
早起きをしてもなぜか間に合わない。
髪に時間掛け過ぎなのかな?
隼と付き合い始めてから私は少し変わった。
化粧はしてないけど髪だけには拘った。
いつも下ろしている髪を束ねた時、隼が私に「似合うね」って言ってくれたのが嬉しくて、それ以来、ずっと髪の手入れも欠かさずにやってるし、ヘアアレンジもし始めている。
隼は私が変わると誰よりも早く気付いてくれて褒めてくれた。
優しい隼。
誰よりも愛しい隼。
隣に居るだけで、傍に居れるだけで私は幸せです。
君の笑顔を見れるだけで…
なぜか私も笑えるの。
自惚れ過ぎかな?