もう会えない君。



「え!?まさかの告白!!?」
ざわつき出す、正門前で私はただ俯く事しか出来なかった。


隼は何も言わない。
きっと断る言葉を探しているんだろうな…。


だけど少しだけ…
ほんの少しだけ期待をしてもいいですか?
貴方からの応えに期待してもいいですか?


ドクン…
ドクン…
心臓がスピードを上げて脈を打つ。


奇跡なんて起きなくてもいいから君の声を聞かせて。


駄目でいいから。
無理だって言って笑ってよ。


隼…
どうして黙り込むの?


迷惑だった?
こんな形で告白されたくなかった?


ねえ隼…
声を、声を聞かせて…?


隼の気持ちが知りたいの…。