「N商社の彼?」



他の女性社員が驚いて聞き返す。



こくこくと白石加奈子は強く頷く。



「だって、毎日のようにあんたの家泊まりに来てたんでしょ?」



「そうなんですよお」



うわあっと白石加奈子は声を上げて泣き出した。