「夏川さん♪」



ドアが開いて、白石加奈子が入ってきた。



二十歳という若さと、可愛らしさで会社のアイドル的存在のコ。



あたしだって3年前はアイドルでしたけど…



「大当たりだったんですよお」



目を輝かせる白石加奈子は、腹が立つほど可愛かった。