ー ーーー ーーーーー ーーーーーーー 「・・・・・・死ぬかと思った」 そう、本当に死ぬかと思った。 でも、そんなトラウマになりかねない大きな事件よりも、雪見があんなに泣きじゃくっていたのに驚いた。 なにより、 雪見が俺を好きだなんて。 考えたことも無かった。 なんで、気づいてあげられなかったんだろう。 雪見に自分の恋を応援させるなんて、俺はバカか。いや、バカだ。 「あーもう・・・」 サイテーだよ俺。