バカな君


もう時計も6時をまわっている。

「まて長谷川!

俺も帰る!!!!!!!!!!!!!!」

「うっせぇお前は悩んでろ!!」

「そんなこと言わずに!」

夕暮れの学校に響いた俺たちの声にすこし心のモヤモヤが和らいだ。

決めた。
雪見の意地は俺が壊す。