モノクロ

それを確認しゆずは小声で話しかける



『しずさんって…弘くんのおばあちゃん?』



俺はジュースを飲みながらうんうんと頷く



『わぁお!』



外人ばりのリアクションをした頃
しずさんは帽子2つ持って戻って来た



『ほらっ、どう?』



と言い俺とゆずに帽子を見せた
俺には今で言うハンチング、ゆずには麦藁帽子だった



『わぁ、かわいい〜』



ゆずはしずさんに近づき、帽子を被った



『どうですか?』



『うん、似合う似合う

去年、兄と姉がほぼ同時期に結婚して…その2人が色々物を置いていったの、それがたくさんあって…その中の1つだから貰ってくれないかな?』



『はい!ありがとうございます』



しずさんは俺に帽子を被せてくれた



『弘くんも似合うよ〜』



ゆずは相当嬉しいのかだいぶ浮かれている



すると聞き慣れた家の呼び鈴が鳴る
今と変わっていないことに俺は驚いた