─…


満腹になった4人は
触りごこちの悪い絨毯に
寝っ転がっていた。

のんびりとした
時間がしばらく
流れていった。

ふとゆきなが起き上がる。

「ねっ」

「なに??」

るみかもさっと起き上がる。

あすみもあくびをしながら
起き上がった。

「うちらがここに
閉じ込められてるって
ことはさ、
アイツらが今頃
なんかしようとしてる
またはしてるって
ことだよね??」

真剣な声に
みゆも起き上がった。

「確かに…」

あすみが
眉間にしわを寄せる。

「ヤバいね、早く出なきゃ」

みゆが言った。

4人はとりあえず
立ち上がった。

「出口を探さなきゃね」

と、るみか。

「うちが最初にいたとこ
入口のホールみたいな所
だったよ。」

ゆきなが来た方向を見る。

「ゆっちゃん案内できる?」

あすみが聞いた。

「うん。行けると思う」

4人はゆきなの案内で
歩き始めた。