光が消えて
変身した4人が
立っていた。
それぞれを見つめあう。
「変身したね…」
みゆがつぶやく。
「これが宇宙の力?」
るみかがUFOを見上げ、
ゆきなが
自分の格好を
まじまじと見た。
白い手袋に白いブーツ。
それぞれの短剣と
同じ色の
全身スーツとメット。
胸にはUFOのマーク。
「日曜日の朝って感じ!!」
嬉しそうなあすみ。
「戦うんだね、うちら」
うってかわって
真剣なゆきな。
その時、声がした。
どこからか聞こえる、
とかいうのではなく
直接、
脳に話しかけている
ような感じ。
【私は先ほどの手紙の者です】
男でも女でも
ないような
不思議な声だ。
【突然で申し訳ありません】
「いえ…」
4人は一斉に
姿の見えない
"その人"に
頭を下げた。
【今地球には
あなた方が
必要なのです】
「なんでうちらなんですか?」
あすみが聞く。
【本来なら
全ての地球の方々に
使命があります。
けれど全員に
宇宙の力を
差し上げることは
できないのです。
なので元気で
明るく
団結力があり
ケンカも
ほとんどない
あなた方が
適していると
思ったのです。】
その言葉に
4人は小さく
うなずいた。
全てがわかった
"ような"気が
したからだ。
【るみかブルー】
「はい!」
【ゆきなイエロー】
「はい」
【みゆグリーン】
「はっはい!」
【あすみレッド】
「ハイ!」
【UFOはU4ジャーの
本部となってくれます。
これからも
何度かこうして
話すことがあると
思います。
皆さんの活躍を
心から
祈っております!…】
声が途切れたあとも
4人はじっと
そこに立っていた。
何か強いものが生まれていた。

