あすみは 部活が終わって 用具を部室に 片付けようと していた。 そして 部室のドアを 開けた瞬間に、 「まぶっ、きゃーーっ!!」 紫の強い光に 包まれた。 「ん゛んっ」 眉間にシワをよせ、 微かに眩しさを 感じながら、 目を開けた。 冷たい床に 手をついて、 立ち上がる。 「どこ??」 あすみは 階段の踊り場にいた。 黒い石できた階段、 紫色の手すり。 階段を 降りていっても 登っていっても 紫の絨毯が 敷いてあるのは わかった。 「…短剣置いてきた」