「嫌かな??」

「別に………いいですけど」

「じゃあ、行こ!」


そう言って半ば強引に誘われ、俺は莉子さんと二人でデートすることになった。




ふと思い浮かんだアイツ。


“絶対に本気にならせてみせるから!!"


一応、俺って彼女いるんだっけ。彼女以外とデートなんかしても………


「瑞模君??」

「……えっ?あぁ……なんでもないです。すみません」

「そっ?ならいいんだけど。それより早く出よ?」


梓さんも優と意気投合したらしく、二人で出かけることになり俺たちはそのままカラオケ店を出ることになった。


「はぁ………何考えてんだか」