「瑞模君、いい加減起きてよ………。あたし寂しいんだけど………」


って言っても、瑞模君は起きないんだけどね………。


「はぁ………。退屈だなぁ……」


お弁当も食べ終わって、ただぼーっとしていた。


「時間も無駄だし、帰ろっかなぁ……」


そう呟いて立ち上がる。
そしたら、瑞模君に腕を引っ張られた。




「えっ………!?」


そりゃあ、いきなり腕を引っ張られたらびっくりもするよね。


あたしはびっくりしすぎて、思わず叫んでた。


「はぁ………。うっさ……」


「瑞模君!?起きてたの!!?」


「だから、煩いって」