それで話は解決して……。
ペアもみんな決まって、結局あたしは瑞模君と回ることになった。
そのあと他にどんなことをするか、見回りのときの注意点などを聞いて、委員会は終わった。
「………では、今回の委員会はここまでです。次回は資料に書いてある通り。それでは解散」
そう静原先輩が言うと、みんなは一斉に席を立つ。
あたしも片付けのために立ち上がって、黒板を消し始めた。
「……杏乃ちゃんと回りたかったな」
いきなり話かけられて、後ろを振り向いたら千歳君がいた。
「ごめんね。あたし、どうしても瑞模君に伝えたいことがあったから……」
「ううん。謝らないで。杏乃ちゃんだって、悩んだんでしょ?それで決めたことなら俺はなにも言わない。杏乃ちゃんを責めたりしないよ」
本当に千歳君って……
「優しいね」
「えっ?」
「千歳君って、優しいなぁって思って。あたしを好きになってくれたのも、本当にありがとう……」
ペアもみんな決まって、結局あたしは瑞模君と回ることになった。
そのあと他にどんなことをするか、見回りのときの注意点などを聞いて、委員会は終わった。
「………では、今回の委員会はここまでです。次回は資料に書いてある通り。それでは解散」
そう静原先輩が言うと、みんなは一斉に席を立つ。
あたしも片付けのために立ち上がって、黒板を消し始めた。
「……杏乃ちゃんと回りたかったな」
いきなり話かけられて、後ろを振り向いたら千歳君がいた。
「ごめんね。あたし、どうしても瑞模君に伝えたいことがあったから……」
「ううん。謝らないで。杏乃ちゃんだって、悩んだんでしょ?それで決めたことなら俺はなにも言わない。杏乃ちゃんを責めたりしないよ」
本当に千歳君って……
「優しいね」
「えっ?」
「千歳君って、優しいなぁって思って。あたしを好きになってくれたのも、本当にありがとう……」


