先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





「痛い…んだ…謙」


「……ふふ」

「やめ、ろ…」

「…」

「う…」

「………先生」

うなされる先生を見ていると、なんか…触りたい。そんな気持ちが私を襲ってきて


思わずそっと、先生に手を伸ばして髪の毛に触れると

ピクッと先生の身体が動き、ゆっくりと閉ざされた瞼が開く


「んー…」

「…あっ」


触っていた手を捕まれて、先生がとろんとした目で私を見つめてくる


あ、な、なんか。その視線が色っぽくって…ドキドキしちゃう


「さ、ら?」

「せ…先生、ごめんなさい。起こしちゃいましたね…」


謙先生に起こさないように言われたのに。つい触りたくて、触っちゃた



焦りながら言う私に先生は微笑みながら口を開く



.