私は先生を信じてる
ただ、千尋先生と謙先生は同級生だから仲が良いだけ
それだけなんだから…
首を左右にふり、ギュウと手を握り私は先生に近寄ると
「…ん」
少し唸るような声がして、先生の髪の毛がさらっと落ちると綺麗な首筋がみえる
本当に、千尋先生って格好良いな…
本当にこんな人が私の事を好きって言ってくれるなんて…
「千尋先生」
そう呟くと、先生の顔がピクリと動く
あ
まずい!つい…名前呼んじゃった
慌てて口を塞ぎ、起きる気配のない先生に安心して、隣りのベッドにある毛布を音を立てないように先生に掛けた
「…んー」
「…………」
あ、また唸ってる
そう思った時―…
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