先生は蒼い瞳の狼くん*2nd






私は先生を信じてる


ただ、千尋先生と謙先生は同級生だから仲が良いだけ


それだけなんだから…

首を左右にふり、ギュウと手を握り私は先生に近寄ると


「…ん」


少し唸るような声がして、先生の髪の毛がさらっと落ちると綺麗な首筋がみえる


本当に、千尋先生って格好良いな…


本当にこんな人が私の事を好きって言ってくれるなんて…


「千尋先生」


そう呟くと、先生の顔がピクリと動く





まずい!つい…名前呼んじゃった

慌てて口を塞ぎ、起きる気配のない先生に安心して、隣りのベッドにある毛布を音を立てないように先生に掛けた


「…んー」

「…………」


あ、また唸ってる


そう思った時―…





.