「………はぁー…あ」
取り敢えず、私は先生と付き合い初めてから
色々ありすぎて、ため息ばかり…
そう、一人保健室の前でため息をはくと、不意に肩を数回叩かれて振り向けば―…
「あっ」
「雪村、中に入らないの?」
コクりと可愛いらしく首を傾げる謙先生がいた…
「あ、いえ。その」
「あ!もしかして瑠花まち?それとも怪我?」
どうしよう。怪我なんかじゃない。ただ先生に会いにきたなんて言えない
「えっと、瑠花を…」
"待っています"そう嘘の言葉を続けるとクスリと笑いながら私の肩に手を回す
「あ!」
フワリと微かに香る香水は千尋先生とは少し違う大人の香りがして、とてもいい香り
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