う、嬉しい…
でも素直にそう言えない私は先生からプイッと顔を背けた
「でも先生、意地悪ばかりするから…今だってそうだし」
「まだ下着のこと気にしてるのか?」
「………」
気にしてるに決まってる
今まで気にもしていなかったことだし、誰にもそんな事言われてないから悲しいんだもん
「大丈夫だ。例え下着の色気がなくても俺はサラが好きだから」
「先生、そーやって上手く丸め込もうだなんて思わないで下さい!」
「…バレたか?」
もう!
「本当に、私はもう教室に戻りますから!」
「そうか」
「それじゃ、失礼します」
頭を下げて先生に背中を向けると"待ってるからな"なんて言葉が耳をかすめた
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