先生は蒼い瞳の狼くん*2nd





う、嬉しい…

でも素直にそう言えない私は先生からプイッと顔を背けた



「でも先生、意地悪ばかりするから…今だってそうだし」


「まだ下着のこと気にしてるのか?」

「………」


気にしてるに決まってる

今まで気にもしていなかったことだし、誰にもそんな事言われてないから悲しいんだもん



「大丈夫だ。例え下着の色気がなくても俺はサラが好きだから」


「先生、そーやって上手く丸め込もうだなんて思わないで下さい!」

「…バレたか?」


もう!


「本当に、私はもう教室に戻りますから!」

「そうか」


「それじゃ、失礼します」


頭を下げて先生に背中を向けると"待ってるからな"なんて言葉が耳をかすめた



.