でも、それって…前の彼女とかが…って事だよね
なんな、イヤかも…
黙り込む私に先生の声が少し慌てる
「あ、でもな、サラみたいなのも…」
「……」
"…"と言葉につまり何かを思いだしたのかクスリと笑う先生
「っ!」
「…悪い、はは」
なにそれ…先生の馬鹿!
その笑いが冗談でも、フォローでも好きなんて言えないほど色気がないと言われてるようだ
「もう、知りませんっ!」
先生の腕を引き離して、彼と距離を取る
「悪い悪い、つい。若々しくて可愛いんじゃないか」
「………」
「俺の好みじゃないけど」
そう言い、私の胸元を指差す
「?」
「けどまぁ、下着は好みじゃないけど、サラのそこは好みだぞ」
「………」
「意外にあるよな、ベランダで腕触られた時から思ってたけど、この間抱き締められて確信した」
うんうんとうなずく
確かにそんな事をいっぱいしたけど、なんか
「せ、先生っ…今日、過激…です」
射ぬかれるような視線に私は反射的に胸元を隠した
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