先生は蒼い瞳の狼くん*2nd






でも、それって…前の彼女とかが…って事だよね

なんな、イヤかも…

黙り込む私に先生の声が少し慌てる


「あ、でもな、サラみたいなのも…」


「……」


"…"と言葉につまり何かを思いだしたのかクスリと笑う先生


「っ!」

「…悪い、はは」


なにそれ…先生の馬鹿!

その笑いが冗談でも、フォローでも好きなんて言えないほど色気がないと言われてるようだ


「もう、知りませんっ!」


先生の腕を引き離して、彼と距離を取る


「悪い悪い、つい。若々しくて可愛いんじゃないか」

「………」


「俺の好みじゃないけど」


そう言い、私の胸元を指差す

「?」

「けどまぁ、下着は好みじゃないけど、サラのそこは好みだぞ」

「………」

「意外にあるよな、ベランダで腕触られた時から思ってたけど、この間抱き締められて確信した」

うんうんとうなずく

確かにそんな事をいっぱいしたけど、なんか


「せ、先生っ…今日、過激…です」


射ぬかれるような視線に私は反射的に胸元を隠した



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