先生は蒼い瞳の狼くん*2nd







「………」


その姿を、まじまじ見るのは久しぶりだ


やっぱり、変わってない。千尋先生だ


そんな姿をみても、やはり胸はギュとしめつけられる



大好きな千尋先生の姿、先生の背中、先生の声


思い出すだけでも、せつなくて…


「…………あ」


私の視線に気づいたのか、外にいる先生と目があう



「千尋…先生」


私と目があうなり、先生は真面目な顔をして



「…っ」


ゆっくりと、私に微笑む


なんで、そんな顔をするの?先生…


普通なら恥ずかしくて、視線をそらしてしまうのに


この時のわたしたちは、お互いにしばらく


視線をそらすことはなかった…







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