先生は蒼い瞳の狼くん*2nd






会ってなにをするとか、そんなんじゃないけど


とにかく、なんか会いたかった…のに


「…タイミング悪いな」


今までは、よっぽどタイミングが良かったんだと思う

だから、あんなに会えたんだもの



そう呟き、私は看護婦さんから用紙をうけとり会計に行くためエレベーターに乗ろうと角を曲がった時だった―…



ドンッ









と、鈍い音がしてそれと同時に持っていた用紙が床にヒラヒラと落ちていく





「あ、ご、ごめんなさい…」



私ってば、まただ!


つい最近も後藤くんにぶつかったばかりだし、気をつけてたのにっ


「いや、俺も…すみません」

「い、いえ」


そう言いお互いにしゃがんだ瞬間―…


「………え?」

「……あ」


お互いの正体に私達は唖然としてしまう




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