だから、近付けないのは寂しいけど
謙先生に逆らえないのが事実
「あーでも、私ってばどうしよう!」
「?」
色々考える私をみながら、瑠花は両手で頬をおさえる
「やっぱりチョコと言えばあれでしょ」
「あれ?」
あれってなに?
「だーかーら!ほら、"お前が口移しで食べさせて"とか!」
「…………」
「いや、ちーちゃんなら絶対にいう!変態だし」
なぜだか、張り切る瑠花に私は苦笑い
「い、言わないよ…そんなこと」
「いいえ、あの人は言う。サラが一番の経験者じゃない」
「…………」
ま、まぁ
確かに色々と情熱的な所はあるから…完璧には否定出来ないっ
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