先生は蒼い瞳の狼くん*2nd






「…え?」

「………は?」


私と千尋先生はお互い唖然として謙先生をみる



「それと、付き合ってもいいわ…誰にも言わないし。恋愛は自由!って考えてだもの」


「「…………」」


「だーけーどー!!」


そう言うなり、私の方を振り返り突然、頭を抱えるように謙先生が私を抱きしめる


「なっ」

「っ…け、謙先生っ」



男だと分かって、こーゆうことをされると見た目が女でもドキドキしちゃう


「いい?千尋?」


「…なんだよ」


謙先生のいつになく、低い声がひびく


「雪村は俺の可愛い生徒なんだから、泣かしたり苦しめたりしたら…わかってるよな?」


「……あぁ」


「なら、いいんだ」


そう言うなり、"あ!"と声をだして謙先生が私の耳をふさぐ


「え?」

な、なにっ


遮られた聴覚に微かに音は聞こえるが、はっきり聞こえなくなる


「それと、いいか?千尋。お前はもう大人なんだから、色々と行動をわきまえろよ?」

「…わかってる」


「それと、お前が雪村に対して本気なら"あの事"…早いうちに話しておけ」


「…………っ」


なにやら、大事な話しをしているのは雰囲気でわかった


千尋先生の顔が険しくなったり、何かに迷った瞳をしてる



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