想像したいような、したくないような映像だ
そうなると、私はそんな千尋先生とキスしてたんだ…
いや、汚いとかそんなことはない
男の人なのに、綺麗な謙先生だ
だけど…なんか、複雑な気分なのはどうしてだろう
「………」
そんな気持ちで、チラリと謙先生をみると、不意に目があってしまい
慌てて私は視線を外しながら、少し先生から離れた
「は?」
「……っ」
「サラお前、なに考えてるんだ」
「い、いえ。別に」
「嘘つくな」
そう言い、さっきより近くに私を引き寄せる
「いや!ちょっと、まてぇ!!俺の前でイチャつくな!不愉快よ!」
謙先生が私達を無理矢理引き離して、私を庇うように間にはいってしまう
「なんだよ…認めたんじゃないのかよ」
「は?誰がそんなこと言ったのかしら?」
さっきとはまるで違う、女の言葉で千尋先生を睨み付けた
「私は千尋の友達としては許すけど、千尋先生と同僚の教師として私の目の前で必要最低限のことで半径1メートル以内に近付く事を認めないから」
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