「教室にいくのか?」 「はい…そう言ったのは先生です…」 「そうだな」 「………」 「…………」 なにも、言ってくれないんだ なんで、こうなっちゃうの… そう思い、私は千尋先生をチラリとみてから保健室を出ていった―… 一人残った保健室に千尋のため息が響く―… 「俺の気持ち…少しは思いしれ」 そう言い、握っていたペンを強く握りしめた――… .