明日はうちが事情聴取される。
家に帰ると、一通の手紙が届いていた。
そう。届くはずのない、君から…
驚きを隠せない。
内容は…君の気持ちがつずられていた。
<こんにちは。この手紙が届くころは、私はなにをしてるのだろう。
死んでるかもしれない。
最近、リストカットをしないと気持ちが落ち着かないの。おかしいでしょ?私の精神状態だんだんおかしくなってる。
だって…
死ぬのは怖くないの。いじめられるのに比べたら。
クラスの人に無視されて。物をかくされたり。リンチをうけたり。こんなにいじめが苦しいなんてしらなかった。
できれば、あなたには身方でいて欲しかった。
でも、恨んでないよ?
だってあなただって怖いもんね。怖くて当たり前だよ。
悪いのは、私達の心の中の弱い気持ちだと思うの。いじめられる方も傷つくけれど、いじめてる方も傷つくと思うの。
だから私は誰も恨んでないよ。
そりゃあむかつくよ。でも、勝手に死んで逃げ出したのは私だから。もし警察が来て何か聞かれてもいじめのこと、嘘をついてかくしていいよ。
でも、でもね?
もう、いじめの犠牲者はこれ以上出したくないの。だから、私を最後にいじめをなくしてほしいです。
最後に、私はいつでもあなたのことを空から見守っています。どうか、私をたまには思い出して空を見上げてみてください。
いままでありがとう。さようなら。>



