嵐という名の母さんが去って、
俺はベッドにダイブした。

はぁー、疲れた。
なんか疲れた。
やっぱ行くの止めようかな。

~♪

メルマガ以外では滅多にならない携帯が
震えた。

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From: 千草
To: 杏平
件名 今日学校来ないとお前留年だって
本文
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おいー。
留年しそうなこと前日でもなく
当日に宣告って。
なんて奴だ。
しかも件名に全てを打ちやがって。
なんて奴だ。
とりあえず、学校には行かなきゃいけないのか。

はぁーあ。 面倒くせ。

ぶつくさ言いながら俺は久しぶりに
学校へと向かった。