キミが好き

「着いたぞ!」
あたしはちょこんと降ろされた。
「みんなあそこにいる。」
公園と言っても意外と広い。
「おーい!!!」
一斉にこっちを向くみんな。
そこには10人ぐらいはいる。
あたしの目をひいた人がいた。
ドキンッ
産まれて初めて胸が高まった。
「んじゃあ紹介」
みんなが淡々と自己紹介していく。
でも、あたしの頭には話なんか
聞こえてきていなかった。
で、あの人の番…
「竜と同級のサトシ」
サトシと名乗った男はあたしのことを
ガンミしてきた。
でもあたしは目を逸らしてしまった。
サトシ…顔整ってる‥
まつ毛長いなあ。