キミが好き

あたしたちは辺りが暗くなるまで
ずっと話していた。
「じゃ、行くか!!」
「え…うん」
あたしは初めてまだここにいたいと思った。
「いる??ここに」
「ううん!いい」
じゃあと言って竜は立ち上がった。
「俺用事あんだよな…」
はぁ!?なに言ってんだよ竜の奴!!!
「俺、送ってく」
そう言ってサトシが立った。
「へ?」
あたしは心臓が止まったかと思った。
「マジか!?サンキュー!」
竜…ふざけてんだろー!!!
「じゃ、メールしろよ!」
と言ってそそくさと逃げるように
チャリで帰って行った。
「行くか。」
サトシが言った。