『あっ!!チャイム鳴った。速く、行かなきゃっ!!』

『これが比例するから…ー』

すると、チャイムが鳴った。
『では、授業を終了します。』

私は、ノートに杉岡君のバカ!杉岡君のバカ!と書いた。
『美希、これ織田君の教科書なんだけど。』
『それが何?』
『だから!私…織田君に渡したいの…』
『結構、私が渡すの?』
『うん…ー♪♪♪』泉ちゃんったら…ー!!

『織田君!はい…ー教科書。』

『サンキュー♪♪』
『私が渡せば良かったかな…?』

『じゃあ、渡せば良かったじゃんっ!!』
泉ちゃん、本当に、織田君が好きなのかなー…?分からないあれって…杉岡君!
『本、読んだ?』
『まだ、だけど。』
何?この空気…!?