『もしもーし!織田です!』
『何の用??』
この声は、聖司君だった。用件は、明日デートをしょうっと言う事だ。
私は、OKした。私達って、本当に付き合っているのかな??
『聖司君…遅い。』『ゴメーン、遅れてごめん。』
分からない。聖司君と一緒に、付き合っているなんて…ー。何だか、クラクラする……!!
『あのさ、俺、美希さんに、「付き合って」って、言ったじゃん。』
『それで、何??』
『別れてくんない…?』

えっ…ー!?

聖司君から、ふられた…。最悪。…最低!!
『酷い!じゃあ、何で、私に「付き合って」って、言うの!?聖司君の…ー嘘つきっ!!大嫌い!』
言われたのは、デートの帰り道だった。聖司君は、何も言わずに、帰って行った。
『………ッ!!』
私は、人影ない歩道で泣いた。切なかった…悲しかった……辛かった…

『聖司君酷すぎ!!でも、何か聖司君にしては、変だよね…。』
えっ!?泉ちゃん、何だか、頭が良い人みたい。
『私…怖い、また…聖司君みたいな人にあの言葉が言われるの