僕らの出逢いは
ある昼休みのこと……。



廊下でぶつかって



「ごめん…。大丈夫?」



顔を見ずに
僕は手を差しのべた。



すると彼女は
ニコッと笑って

「平気だよ」



と言ってくれた。



その声に顔を上げると
そこには
可愛らしい君が立っていて

あ……
これが恋なんだ……



って、初めて実感した瞬間だったんだ。



この時から

僕の恋は始まっていた。




――――悲しすぎる片想いの恋が。