そこで、金曜日の夕方に、今後、以前のエンジンからどのパーツを流用するか、新規に入れ替えるパーツはあるのかを打ち合わせることとなった。
このところのように、退勤時間を迎えると、私はそそくさと早めに職場を後にした。
「最近、帰りが早いけど、彼女でもできたの?」
とは、『Uっちゃん、SAKOちゃん』のSちゃんの声。
「いえ、いろいろとショックなことがあって・・・」
と言葉を濁して、早く話を終わらせたかった。
ただ、ショックなことは続いていたのは本当だが。