エンジンという機械が、ただただ経年で壊れてしまったのではない。

私が、自分のこの手で壊したのだ。

解っていながら、壊したのだ。

もう、私が、毒マシンに乗る資格など無いのかも知れない。

それでも、私は渇望する。

ずっと夢だったマシン。

それを手にしたときの喜びも、走る喜びも、所有する喜びも、全てを壊した。

自分の手で。