燃料は圧送され、混合気が内燃機関へと送り込まれる。

プラグが点火し、エンジンは眠りから覚める。

その咆哮は、ロータリーでしか紡ぎ出すことができないサウンドだ。

それは、奇跡とも言える様々な事象が集合し、ローターの回転と、排気音(エキゾーストノート)を生み出す。

それが今でも、イグニッションをオン(エンジンをかける)すれば、休むことなくローターは回り続け、ロータリーサウンドを奏でることは、まさに奇跡と言えるものだ。