「――さて、と!」 病院から一歩外に出て、天を仰いだ。暗い気分を吹き飛ばそう。 澄み切った青空に、白い雲 今、私は確かに歩いている。自分の足で進んでいる。この空の下で、 「いつかきっと…、ね?」 一歩、一歩、 「頑張るしかない!」 一歩、一歩、 確実に歩いて行こう。自分が想い描いている未来の為に――