「えー、これから学級で行う
レクについて話しまーす」
朝から教室に響く先生の声
外から聞こえる蝉の声
俺はごく普通の中学3年生
名前は前原潤(マエバラ ジュン)
「せんせー」
「なんだ?川崎」
「俺、だるまさんがころんだがやりたい
でーす」
「川崎はだるまさんがころんだ
がやりたいそうなんだがみんなはどうだ?」
『いいでーーす』
「なら、このクラスはだるまさんがころんだ
に決定する。今日の昼休み運動場に集合だ!」
『はーーい』
「じゃあ、これで朝の会をおわる。解散」
「なぁ、潤」
「ん?どうした慎吾」
慎吾はだるまさんがころんだをやりたいといった
やつだ。名前は川崎慎吾。
「だるまさんがころんだってひさしぶりだな!」
「まぁ、そうだな。いついらいだっけ?」
「小学校いらいじゃねーか?」
「まぁそんくらいだろ」
それから俺は慎吾と小さいころの
話をたくさんした。