翌日朝になり、すぐに目が覚めた。
まだまだ夢の中にいたいけどわがまま言ってられないな。

そんな簡単に寝れるほど自分器用じゃないしね。


俺は着々と身支度を終わらせていき、リビングに向かった。


母「おはよう。」

浅葱「おはよう。」

珊瑚「浅葱、まだ寝癖立ってるよ。」

母「こらっ!!珊瑚いい加減にお兄ちゃんに呼び捨てはやめなさい。」

浅葱「別に母さん怒らなくていいよ。気にしてないし。」

珊瑚「浅葱お兄ちゃんって感じしないもんね。」

浅葱「うるせぇよ。」


珊瑚は昔から俺のこと呼び捨てにしている。でも俺は何も気にしてないし慣れたな。


俺は珊瑚に言われた寝癖を確認しに洗面所に向かった。
けど、どこにも寝癖などなかった。


浅葱「珊瑚、寝癖なんかないよ!!」

珊瑚「立ってるじゃん。ほら、ここ。」


珊瑚は俺の頭の一部を指差してきた。
けど、珊瑚が指したとこは寝癖じゃなくくせ毛で立ってるだけだ。