「どうした、川島。お前もっと出来ただろう」
「……」
「何かあったのか?このまま下がっていったら赤点だぞ?」
「.......」
「聞こえてるのか?何とか言え川島」
「…すみません、次は頑張ります」
「そうか、あぁ。それで良い」
「はい」
「次は頑張ってくれな」
「....はい」



会釈をして職員室を出る

心音が早くなる。

早歩きで図書室へ向かう今日は仕事の日だ




自分のクラスで厄介になる存在になった途端これだ。
しかも、模範解答を並べていけばにこにこと笑う

分かりやすい。

誰に言われようとも今の生活を止めるつもりはさらさらない




今、 この生活がなくなったら私は


わたし、は……



「か,わ,し,ま,さ~ん!」
「っわ…!」